※本記事にはアフィリエイト広告(PR)が含まれます。
東武鉄道のSL大樹に、忍者イベント開催日に家族で乗ってきました。2月の3連休、乗り物好きの息子を連れての日光・鬼怒川旅行です。乗車前の転車台見学から、車内での忍者修行、鬼怒川の絶景まで、乗り物好きキッズにはごほうびが多すぎる約35分間。実際に乗ったパパ目線で、当日の流れと子連れの注意点をレポートします。
SL大樹とは|下今市↔鬼怒川温泉を結ぶ本物の蒸気機関車
SL大樹は、スペーシアXも停車する下今市駅と鬼怒川温泉駅の間を走る蒸気機関車です。全席指定のため座席の予約が必要で、忍者イベントなどの特別企画は開催日限定。我が家が乗ったのは3連休中の忍者イベント便でしたが、車内では忍者役の方から「今回の列車ならではの企画です」という案内もあり、便によって演目が少しずつ違うようです。最新の運転日・料金・イベント情報は東武鉄道公式サイトでの確認をおすすめします。

乗車前のお楽しみ|下今市駅の転車台でSLが目の前を回る
我が家は9時33分発の便に乗車。下今市駅には発車の25分ほど前に到着しましたが、この余裕が大正解でした。ホームに降りた瞬間から「すごい匂いするね、煙モクモクで」と石炭の匂い。そして発車の20分ほど前になると、転車台の実演が始まります。
煙を上げた機関車が向きを変える様子を間近で見学でき、息子と「次はどの線路に入るのかな?」と予想合戦。「三番だね」「あ、七番だ。バックして、で、ここに来るんだって」と、まるで阿弥陀くじのようなレールを眺めるのが地味に楽しい。現地には進行の順番を示す掲示もあるので、先に見ておくと予想が盛り上がります。
ここで子連れならではの落とし穴が2つ。ひとつはトイレです。転車台の見学場所からはトイレが遠く、実演が始まってから「今行くの?」となると見どころを逃します。駅に着いたらまずトイレ、が鉄則です。もうひとつは乗り場。駅員さんに「大樹はこちらですか」と確認して1番線と聞いたのに、転車台に夢中になっているうちに「あれ、2番線に移動するんじゃない?」と家族で混乱。見学と乗車ホームは別物と考えて、発車10分前には乗り場へ戻るのが安全です。
車内は参加型の忍者修行|見るだけじゃないから子供が飽きない
発車すると、案内役の忍者が登場してイベントがスタート。最初の修行は「この沿線に何人の忍者が出てくるか数えてもらおう!」というミッションです。「皆、左側の車窓に注目しておいてくれ」の声で窓に張り付く子供たち。最初の駅には忍者が2人、と丁寧に答え合わせまでしてくれます(小さい忍者はカウント対象外という細かいルールも)。
その後も、忍者の挨拶を教わったり、指先から気を飛ばす術を練習して窓の外の忍者に「せーの、えい!」と放ったりと、座ったままでも全員参加できる構成なのが幼児連れにはありがたいところ。後半には早口言葉や合言葉のコーナーもあり、「山といえば川」のように対になる言葉を答えていく遊びで盛り上がりました。途中では記念のシールを一人一枚配ってもらえ、息子は帰宅後も大事にしていました。
面白いのは、沿線には生身の忍者だけでなく忍者の人形も仕込まれていること。「この人形が使っている武器は鎖鎌というものじゃ」と、鎖を伸ばして相手をからめる…という解説までついてくるので、子供にはちょっとした学びにもなります。
座るなら進行方向の左側|見どころは左に集中する
乗ってみて一番「先に知りたかった」と思ったのが、見どころが左側に偏っていることです。発車後最初の駅の忍者も左、杉林も左、花畑の忍者も左。途中で一度だけ「次の駅を越えたら右側の建物の中腹を見て」と右に振られますが、クライマックスの鬼怒川の勇壮な眺めはまた左。座席を選べるなら、下今市から鬼怒川温泉へ向かう進行方向左側が圧倒的におすすめです。
窓のない展望車両と、トンネルの煙モクモク
2号車の後方には窓のない展望スペースがあり、風を感じながら景色を楽しめます。車内放送でも「一度は体感してほしい」と推されるポイントです。ただし同時に「窓がついていないので、この柵から手や足やお尻などを出さないように」という注意も入ります。小さな子を連れて行くなら、ここだけは手を離さないこと。
そして、意外な見どころがトンネルです。入った瞬間に「真っ暗すぎて外が見えない」状態になり、しかもトンネルの中だけ煙がこもってモクモクに。蒸気機関車ならではの体験で大人は大興奮ですが、暗い場所が苦手な子には「真っ暗になって、煙がいっぱい来るよ」と先に予告しておくと安心です。汽笛の音と煙の匂いも含めて、「乗るアトラクション」としての満足度は抜群でした。
乗車証は捨てないで!日光江戸村で使える特典
車内では乗車証とシールの2系統の配布物があります。このうち乗車証は要チェック。「この乗車証を日光江戸村に持っていくと…これを目的に江戸村に遊びに来てくれ」という案内がありました(特典の内容は時期によって変わる可能性があります)。SL大樹→日光江戸村の順で回ると、忍者体験が1日通しで繋がるので、忍者好きの子には鉄板の動線です。乗車証は子供が握りしめてクシャクシャにしがちなので、パパが回収して財布に入れておくのがおすすめです。
子連れの注意点と失敗談
乗車時間は約35分と短いものの、イベントに夢中になるとあっという間。トイレは乗車前、できれば転車台の実演が始まる前に済ませておくのが安心です。転車台周りは発車前に人が集まるので、小さい子は抱っこで高さを確保すると見やすくなります。また、ホームと客室の間には段差があると到着アナウンスでも注意があるので、乗降時は子供の手をしっかり握ってあげてください。
意外だったのが服装です。2月の乗車だったのでしっかり防寒していったのですが、乗った瞬間に「暑いよ」。車内は暖房がしっかり効いているので、ホームでの見学用の上着をさっと脱がせるようにしておくと快適です。屋外の転車台見学は寒い、車内は暑い。この温度差を見越した重ね着が冬のSL旅の正解でした。
スペーシアXとの組み合わせが鉄道旅の最適解
浅草方面からはスペーシアXで下今市まで行き、SL大樹に乗り換えて鬼怒川温泉へ向かうのが、乗り物好きキッズにはゴールデンルート。日光方面から普通列車で下今市に向かう場合は、ワンマン運転でドアが半自動。「ドアの横にある緑色のボタンを押すとドアが開きます」という方式なので、ここも子供に押させると喜びます。スペーシアXの予約のコツと車内レポは「スペーシアX子連れ乗車記」で、鬼怒川側の観光は「東武ワールドスクエア子連れ攻略ガイド」で詳しく書いています。
また、乗車しなくても下今市駅でSLを見学するだけで十分楽しめます。転車台広場やSL展示館の見どころ、チョロQ自販機や子連れ設備の詳細は「下今市駅の転車台でSL大樹を間近に!子連れ見学レポ」でまとめています。「まずは見学から試したい」というご家庭はこちらをどうぞ。
よくある質問(FAQ)
Q. SL大樹の忍者イベントはいつでもやっている?
A. 開催日限定の特別企画です。我が家は3連休中に乗車しましたが、車内でも「今回の列車ならでは」という案内があり、便によって内容が少しずつ違うようです。最新の開催日は東武鉄道公式サイトで確認してください。
Q. 座席はどちら側を取るのがいい?
A. 下今市から鬼怒川温泉へ向かう進行方向の左側がおすすめです。沿線の忍者も、杉林や花畑も、クライマックスの鬼怒川の眺めも、見どころの多くが左側に集中していました。
Q. 幼児でも楽しめる?
A. 楽しめます。忍者を数える・術を放つなど座席に座ったまま参加できる内容が中心で、乗車時間も約35分と幼児の集中力にちょうどいい長さです。ただしトンネルで真っ暗になって煙がこもるので、暗い場所が苦手な子には予告しておきましょう。
Q. 転車台はいつ見られる?
A. 我が家が乗った便では、発車の20分ほど前に下今市駅の転車台で方向転換が始まりました。発車25分前には駅に着いて、トイレと記念撮影を済ませておくのがおすすめです。


コメント