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日光・鬼怒川からの帰り、我が家は2026年2月と7月の2回とも、東武100系スペーシアの個室で帰ってきました。乗ったのは、2026年2月は小学2年生、7月は小学3年生になった息子と、下の子を連れての旅です。行きは新型のスペーシアX、帰りは旧型の個室。この組み合わせが子連れには想像以上に快適で、正直なところ「帰りこそ個室」だと思っています。実際に乗って分かったことと、事前に知っておきたかったことをまとめます。

100系スペーシアの個室は1号車に6室だけ|4人まで貸し切れる
100系スペーシアの個室(コンパートメント)は、浅草寄りの先頭車である1号車に6室だけあります。定員は1室4名まで。人数ではなく1室単位の料金なので、家族で乗るほど1人あたりは割安になる仕組みです。個室料金は改定されることがあるため、最新の金額は東武鉄道の公式サイトでご確認ください。我が家の実感としては、スペーシアXの個室と比べるとかなり手頃で、「同じ個室でこの差なら旧型でいい」と家族で話したくらいでした。
コの字のソファ席|ベビーカーは畳まずに持ち込めた
室内は座席がコの字に配置されたソファ席です。乗ってみた体感は「4人ならちょうどいい、5人だと少し狭い」くらい。ありがたかったのは荷物で、スーツケースもベビーカーも畳まずにそのまま室内へ置けました。普通の2列シートでは絶対に置ききれない量が足元に収まります。しかもベビーカーを出入口側に置くと、そのまま下の子の飛び出し防止のガードになりました。ミルクをあげるのも、周りを気にせず座ったままできます。
コンセントは足元にある|延長コードがあると助かる
これは乗ってから10分ほど探しました。電源があるという案内は見ていたのに、テーブルの上にも壁にも見当たらない。正解は足元でした。座席の下側にあるので、座ったまま充電したいならケーブルを長めに引き回す必要があります。我が家は延長コードを持っていたので、1口から家族分をまわせました。子連れの長距離移動でスマホの充電が切れると、乗り換えの検索もきっぷの表示もできなくなります。延長コードは持っていって損はありません。
扉が閉まるから、子供の声を気にしなくていい
個室の最大の価値はここだと思います。扉はきちんと閉まるので、子供が声を出しても、下の子がぐずっても、通路に音が漏れにくい。特急の指定席で「静かにしようね」と言い続ける1時間半と、扉を閉めて好きに過ごせる1時間半では、親の消耗がまるで違います。おむつ替えも、この空間ならなんとかなると判断できました。ちなみに我が家は編成の端の個室を選んでいます。予約時に見ると端の部屋が最後まで残っていることが多く、隣室への気兼ねも少なくて済みました。
【失敗談】発売初日に取らないと、そもそも乗れない
個室は6室しかないので、競争率はかなり高めです。我が家は1か月前の発売初日を狙って押さえました。そして実際に乗った日の車内アナウンスがこれです。「本日この電車の特急券は全席売り切れ、満席となっております」「浅草方面の特急列車は、最終の浅草行きまで全て満席です」。自由席はないので、特急券がなければ乗ること自体ができません。休日の夕方の上りは特にこの状態になります。日光・鬼怒川からの帰りを特急で計画するなら、宿より先に指定券のスケジュールを押さえるくらいでちょうどいいと思います。
降りる準備は早めに|駅によって開く扉が違う
我が家が乗ったのは、下今市15時05分発のけごん38号(浅草行き)です。車内アナウンスで気をつけたい点が3つありました。ひとつめは新鹿沼と栃木で、停車時間が非常に短いため早めに降車準備をするよう案内があります。ふたつめは春日部で、開く扉が2号車前寄りと5号車後ろ寄りの2か所だけ。1号車の個室から降りる場合は、通路を移動する時間を見ておく必要があります。3つめは出口の向きで、新鹿沼・栃木・春日部までは左側、北千住から先は右側に変わります。子供を抱えて荷物をまとめると5分はかかるので、我が家は到着の10分前から動き始めました。ちなみに東武線は駅構内にゴミ箱がなく、車内で出たゴミはお手洗い近くのくずかごへ、という案内があります。なおダイヤや停車駅は変わることがあるので、乗車前に最新の時刻表をご確認ください。
トイレの位置も、乗ったら最初に確認しておくと安心です。我が家が乗った日は1号車後方のトイレが故障中で、車内アナウンスで3号車と6号車の利用を案内されました。個室は1号車なので、いざというときに移動する距離が長くなります。子供に「行きたい」と言われてから探すと間に合わないので、乗車直後に「一番近くて使えるトイレはどこか」を親が把握しておくのがおすすめです。なお車内はデッキも含めて全面禁煙、全席指定なので、空いている席へ移動することもできません。
【失敗談】八丁堀の乗り換えにエレベーターがない
これは列車を降りたあとの話です。北千住で東京メトロ日比谷線に乗り換え、八丁堀でJR京葉線へ。ところがこの乗り換え、ベビーカーだと階段しかありませんでした。結局いったんB1の出口から地上に出て、大通り側のビルの中にあるエレベーターを使って回り込むルートで解決しています。日光・鬼怒川から千葉方面へ帰る子連れは、北千住から先の経路を列車の中で決めておくのがおすすめです。個室でスマホを充電しながら調べられるのは、こういうときに効きました。
スペーシアXの個室と、どう使い分ける?
行きはスペーシアX、帰りは100系の個室。2回ともこの組み合わせになり、結果的にこれが我が家の正解になりました。行きは子供のテンションが最高潮なので、新型車両のワクワク感やカフェが効きます。帰りは全員疲れていて、荷物もお土産で増えている。だから扉が閉まって荷物が置けて、しかも手頃な100系の個室のほうが刺さるわけです。行きのスペーシアXについては「スペーシアX子連れ乗車記」にまとめました。同じ旅で乗った「SL大樹の忍者列車」と合わせると、東武線だけで乗り物三昧の旅になります。


よくある質問(FAQ)
Q. 個室は何人まで乗れる?
A. 1室4名までです。料金は1室単位なので、人数が多いほど1人あたりは割安になります。金額は改定されることがあるので、公式サイトでご確認ください。
Q. ベビーカーは畳まずに持ち込める?
A. 我が家は畳まずにそのまま室内へ持ち込めました。出入口側に置くと、子供の飛び出し防止のガードにもなります。
Q. 予約はいつから?取りにくい?
A. 東武の特急券は乗車1か月前から発売されます。個室は1号車に6室しかないため、休日は発売初日に動くつもりでいた方が安全です。我が家が乗った日は、上りの特急が最終まで満席というアナウンスが流れていました。
Q. 個室が取れなかったときは?
A. 鬼怒川温泉から下今市までは普通列車でも30分弱で出られます。特急を1本見送って各駅停車で移動し、下今市で時間をつぶす手もあります。下今市駅での過ごし方は「下今市駅の転車台でSL大樹を間近に」で紹介しています。


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