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「伊東で子連れで泊まるなら、どの宿がいいの?」
2026年8月、小学3年生と1歳の子供を連れて、ラフォーレ伊東温泉 湯の庭に1泊してきました。結論から言うと、温泉付きの客室を選んだのが正解でした。1歳児を連れて大浴場へ行くのは、思っている以上に重労働です。一方で、事前に知っておきたかった注意点もいくつかありました。実際に泊まって分かったことを、いいところも残念なところも正直に書きます。

駅から歩けて、部屋に温泉があって、部屋から花火まで見えました。子連れにはかなり強い宿です!
伊東駅から徒歩8分|車がなくても成立する宿
所在地は静岡県伊東市猪戸2-3-1。伊東駅から徒歩約8分、車なら3分という立地です。全体84室・360名規模の大きな宿です。
この「歩ける距離」が、今回の旅の設計を楽にしてくれました。我が家は特急サフィール踊り子で伊東駅まで来て、そのまま徒歩でチェックインしています。夏の伊豆は道がとにかく混むので、車を使わない選択肢があるのは大きな強みです。行き方の詳細は「サフィール踊り子は子連れでどう?」にまとめました。
チェックインは15時から。支払いはクレジットカードが使えました。
【最大の決め手】温泉付きの部屋だと、子連れの夜が変わる

今回選んだのは温泉付きの客室です。この宿のプレミアルームは、自家源泉を好きな時間に入れるのが売りです。
これが、小さい子を連れていると想像以上に効きます。1歳児を大浴場へ連れて行くと、着替え、オムツ、のぼせ、ぐずりを、限られた時間で親がさばくことになります。上の子もいると、どちらかが待ちになる。部屋に風呂があると、「時間を気にせず、順番に、短時間で」入れます。この差は大きいです。
- 下の子が1〜2歳なら、部屋風呂付きを優先:大浴場の有無より、部屋に入れる風呂があるかで、夜の段取りが一変します。
- 大浴場は上の子と、部屋風呂は下の子と:両方ある宿なら、親が分担して使い分けられます。
- プランの差を先に確認:チェックアウト時刻もプランで変わります(後述)。
客室の使い勝手|広いけど段差に注意

畳のスペースは、子供が走り回れる広さがありました。下の子を遊ばせるために、畳の上にゴザを敷いてプレイスペースにしました。上の子は「広い!」とゴロゴロして大喜び。洗面台とトイレは室内にあります。
ただしひとつ。室内に段差があります。歩き始めたばかりの子はここで転びそうになるので、チェックイン直後に「ここは段差があるね」と家族で共有しておくと安心です。ベビーゲートの代わりに荷物を置いて仕切る、くらいの工夫はしておいて損はありません。
【注意】Wi-Fiの電波が弱い
これは事前に知っておきたかった点です。Wi-Fiはあるのですが、電波が弱くて動画視聴が実用になりませんでした。パスワードを何度も確認し、アンテナの立ち具合を見ながら場所を変えてみましたが、子供がYouTubeを見るには至りませんでした。
でも、これが結果的によかったんです。動画が見られないので、家族でレースゲームの対戦をすることになりました。難しいコースは避けて直線中心のコースにし、実力差を埋めるために数十秒のハンデをつけて、親子で本気の勝負。結局これが、その日一番盛り上がった時間になりました。
教訓としては、「宿のWi-Fiで動画を見せて場をもたせる」作戦を当てにしないこと。オフラインで遊べるものを1つ入れておくと、こういう日に助かります。
自販機は1階・2階・4階|3階にはない
地味な話ですが、知っていると役に立ちます。自動販売機は1階・2階・4階にあり、我が家が泊まった3階にはありませんでした。湯上がりに子供が「のど渇いた」と言い出す時間帯に、別の階まで降りることになります。
ちなみに、コーヒー牛乳は瓶で1本250円。瓶は飲んだあと返却する方式です。上の子には「温泉ではこれを飲むもの」という体験自体が楽しかったようです。小銭を少し持っていくとスムーズです(コインロッカーも100円玉が必要な場面がありました)。
【注意】周辺にコンビニがない|買い出しは前夜までに
泊まってみて意外だったのがここです。宿の周辺には、気軽に寄れるコンビニがありませんでした。子供の「あとでお腹すいた」「あれが飲みたい」に、その場で応えられないということです。
なので、飲み物やちょっとした補食の買い出しは、チェックイン前か前夜までに済ませておくのが正解です。館内で飲み物を買うときは現金が必要な場面もあったので、小銭の準備と合わせて「買い物は先に終わらせる」を徹底しておくと、夜が平和になります。
1歳の下の子と過ごす夜にやったこと
あわせて、部屋で乳児と寝るときにやってよかったことも書いておきます。
- 冷房は23度に設定。冷えすぎず、1歳の下の子の就寝環境としてはちょうどよかったです
- 和室の露出コンセントは、いたずら防止に荷物で塞ぎました。コンセントカバーを持参すればもっと確実です
大浴場と露天風呂|17時半に行くのが正解だった
部屋に風呂があっても、大浴場には行きたいものです。我が家は17時30分ごろに向かいました。夕食前のこの時間帯は比較的落ち着いていて、子供連れには狙い目でした。
この宿の温泉大浴場は露天風呂付きで、かつて東郷平八郎元帥が愛したと伝わる湯だそうです。さらに24時間利用できる貸切家族風呂もあります。部屋風呂と合わせて、子連れの「風呂問題」に対する選択肢が3つあるのは、この宿のかなり強いポイントだと思います。
お風呂に持っていくのは、小さいタオルと着替え(パンツ・シャツ)。部屋で浴衣に着替えてから向かうのがスムーズです。着替えを入れる小さな袋があると便利でした(我が家はなくて少し困りました)。
朝食レポ|浴衣のままOK、アンパンマンのパンに歓声
朝食は浴衣のまま会場へ行けます。朝いちばんに子供を着替えさせる手間がないだけで、出発までの段取りがぐっと楽になります。
内容も子連れ向きでした。実際に並んでいたものの一部を挙げます。
- アンパンマンのパン
- ロールパン
- ヨーグルト、サラダ、魚
- しゃぶしゃぶ(お代わりできました)
- スイカ
- 炊きたてのご飯
小3の息子が真っ先に手を伸ばしたのはアンパンマンのパンでした。ふだん朝食があまり進まない小3の息子も1歳の下の子も、この日は珍しくよく食べてくれました。ご飯は炊きたてで粒が立っていて、大人にとってもうれしい朝食です。
持って行ってよかったのは、1歳の下の子用の子供食器(お皿)と、こぼし対策のシートです。会場の食器は大人サイズなので、使い慣れたお皿があると食べさせるのが一気に楽になりました。ビュッフェ形式の朝食では毎回持って行こうと思っています。

チェックアウトは10時、プレミアムなら11時
これはプラン選びの判断材料になります。通常のチェックアウトは10時、特定のプレミアムプランなら11時となっていました。
子連れの朝の1時間は、大人だけの旅行の1時間とは重みが違います。朝食を食べて、もう一回お風呂に入って、オムツを替えて、荷物をまとめる。これを1時間でやるのと、2時間あるのとでは全く違います。「部屋の温泉+11時アウト」のセットは、少し価格が上がっても選ぶ価値があると思います。
部屋から花火が見えた
今回一番のサプライズです。夜、部屋の窓から花火が見えました。ピンクや緑の光が上がるたびに、子供と一緒に「きれい!」と盛り上がりました。
これは偶然ではありません。伊東では毎年8月に按針祭(あんじんさい)が開かれており、2026年は8月8日~10日の3日間でした。初日の夜にも打上花火があります。
子連れで夜の花火は、行きより帰りがつらい。寝落ちした子を抱えて、混雑の中を駅まで歩く。あの時間がゼロになるというのは、想像以上に大きい価値でした。按針祭の時期に伊東へ行くなら、宿選びで花火の見え方が変わると覚えておいて損はありません(見える方角は部屋の位置によるので、確実を期すなら予約時に宿へ確認を)。
按針祭の灯籠流しも徒歩圏|花火とは別の静かな夜
按針祭の初日の夜には、宿から歩いて松川の灯籠流しを見に行きました。花火のようなにぎやかさとは正反対で、お盆の行事らしい静かな雰囲気です。点火式のあと、火のついた灯籠が次々と川面を流れていきます。思っていたよりかなり近くまで寄れて、煙と燃料の匂いまで届く距離で見られるのは現地ならではでした。
見物のコツは、川沿いの低い位置から斜めに眺めること。真正面や真上から見るより、灯籠の火と水面への映り込みが同時に見えてきれいでした。灯籠が途中で倒れたり、流れの途中で滞ったりする場面もあって、それも含めて見ていて飽きません。写真を撮るなら、手前の木の棒などが写り込みやすいので立ち位置の調整が必要です。
【失敗談】会場に着いてから子供の「トイレ」が始まり、近くの飲食店に駆け込むことになりました。川沿いにトイレは多くないので、宿を出る前に済ませておくのが正解です。あと、日が落ちても8月の伊東は蒸し暑いので、飲み物は持って出てください。
開催時間や流す場所は年によって変わる可能性があるので、お出かけ前に按針祭の公式情報を確認してください。ちなみに按針祭の名前の由来は、伊東の遊覧船はるひら丸の子連れ乗船記で書いたとおり、江戸時代に伊東で帆船を造った三浦按針から来ています。

夕食は外に出た|「入船 伊東駅前店」で座敷を予約

今回は宿の食事をつけず、外食にしました。スマホで子連れでも入れそうな店を探して、入船 伊東駅前店(伊東市湯川1-16-10 湯川温泉会館1F)に電話で予約しました。地酒と海鮮・寿司のお店です。
予約は18時、大人2名+8歳+1歳の4名。ここで悩んだのがテーブル席か座敷かでした。結論は座敷。理由は、背もたれがあれば下の子も座っていられるからです。1歳児はテーブル席だと立ち上がってしまいます。電話予約のときに「座敷に背もたれはありますか」と聞く。これだけで夕食の平和度が変わります。
もう一軒、焼き魚定食のお店も候補に挙がりましたが、駅まで戻る必要があったのと、観光客向けで値段が高めだったので見送りました。子連れの夕食は「宿からの距離」が味と同じくらい大事だと、毎回思います。
周辺で遊べるもの
翌日はチェックアウト後に道の駅 伊東マリンタウンへ向かい、遊覧船に乗りました。これが今回の旅で上の子が一番喜んだ体験でした(詳しくは別記事に書きます)。
もう一つ候補に上がっていたのがドルフィンファンタジー伊東(伊東市新井2-4-14、9:00~17:00)です。イルカに触れたり餌をあげたりできる施設で、餌やりだけのコースなら小さい子でも参加できます。ただし徒歩圏ではなく、伊東駅から車で5~10分。我が家は混雑を見込んで今回は見送ったので、次回の宿題です。
よくある質問(FAQ)
Q. 駅からベビーカーで歩ける?
A. 我が家は徒歩で向かいました。徒歩8分の距離なので、荷物が多ければタクシーを使う手もあります(伊東駅前にいます)。
Q. 子供連れならどの部屋がいい?
A. 下の子が小さいうちは温泉付きの客室をおすすめします。大浴場に行けない日でも温泉に入れます。チェックアウトが11時になるプランもあります。
Q. 食事は宿と外食のどちらがいい?
A. 宿にも和会席やブッフェのプランがあります。我が家は今回外食にしましたが、徒歩圏に飲食店があるのがこの宿の強み。子供の体力と相談して当日決めできるのは楽でした。
まとめ|駅近・部屋の温泉・11時アウトで子連れは回る
ラフォーレ伊東温泉 湯の庭は、伊東駅から徒歩8分で、部屋に温泉があって、徒歩圏で夕食も済ませられる。この3つが揃っているのが、子連れにとっての一番の価値でした。
一方で、Wi-Fiの電波は弱いし、3階に自販機はないし、室内には段差があります。このあたりを先に知っていれば、持ち物と段取りで十分に対処できます。伊東で宿を探している方の参考になればうれしいです。


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